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Casper

Home Sweet Home Episode no.1


昨シーズンの『SNOW DOME』シリーズから一転して

『Home Sweet Home』という作品群を描きだめています。

もともとマンガをこのシリーズで描こうと考えていたのですが

ちゃんとしたマンガを描いたことがないので、なかなか踏み出せず…

断片的なマンガを今考えているところです。

(いつになるのかわからないのが正直なところ)

なので世界観のお話をしようかと思います。

コンセプトテーマは『家族』ですが、

本当は日々の中で浮かんだ疑問が大半です。

ただその疑問に感じるものが、生活の中でみつかるので

いっそのこと一番身近にあるものにしようと思い、そうなりました。

モチーフは廃墟が多いです。

廃墟はその建造物が生まれた時代と今の時代とのズレが生じた時に

生まれるものだと個人的に思っています。

廃墟はぱっと見ると、終わりを連想すると思うんです。

でもそれが、いずれ訪れる未来の姿を警告のように

教えてくれているようにも思うんです。

テクノロジーが進むにつれて人類の生活は豊かになるし、素晴らしいこと

だど誰もが感じると思います。

でもテクノロジーが進化すればするほど、その文明を人間じゃ抱え切れなくなる時代が

いつかくるんじゃないかと思ったのがこの作品を描くきっかけになります。

作品の年代というか、時間的な設定は大まかですが

その超文明を抱え切れなくなって、国が破綻し、再建が始まってまだ半世紀か1世紀

という時代に住んでいる人たちを描いてます。

上流階級はロボットが一家に一台居て

紙とペンなんて触ったこと無い、全部タッチパネル

お金があれば生まれてくる前に容姿が決められる

清潔な空間に住んでいるテクノロジー層と

今現在の日本の暮らしをしている階級の層

ここまで書いて自分でもめんどくさいこと書いてるなあなんて思いました。

でもなんとなく自分が死んだ後の世界ってこんなかもって思っちゃうんですよ。

この作品群を通して伝えたい、表現したいことは

「人生にも、世の中にも、報われないことも多々あるけれど、それでもちゃんと

幸せだと感じる瞬間はあるし、きっとやってくる。生きる意味なんて今はわからなくていい、そういうのって結局最後にわかるものだから。だから今を精一杯生きよう。」

です。

いろいろ長々と偉そうに書いてしまった…

でもこの国の行方がよくわからない一人の人間として、

その不安がこの作品を生んだと思うと、わたしなりの意見のようにも思います。

まだまだ表現しきれていないけれど伝わる努力をこれからもしていきます。

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