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Casper

長身塩顔男子になりたいと願掛けて眠ってもそうはならないこの無情な現実よ


『トランジット』

というトラベルマガジンが好きで、好きな特集の時は必ず買うんだけども

今回の特別編集号を書店で流し読み(もちろん買ったんだけども)した時に、ネットで検索すれば世界の事がもうわかる時代なんだっていうニュアンスの言葉が書かれてあって

もちろんそれはあるやりとりの一節でしかないんだけど

外の情報が簡単に手に入る時代になった事で、内へと籠る傾向が強くなったのかなあと

英語が喋れなくても生きて行けるから別に海外に行こうと思わないし、日本と違って不憫だし治安が悪いし……と割とよく聞くけどもなんだか凄くもったいないよなあって思う

学生の頃に海外研修に行ってきた事があって

もちろん英語なんて喋れないし、通貨なんて滞在中に覚えたぐらいだし

確かに不憫な事がいっぱいだけど

それでもネットだけじゃあわからない事が沢山あるのは確かな事実だと、経験上そう確信してる

なんというか

わからないってことはどの分野においても確かに怖いけれど

いざ目にしてみたらそういう恐怖って取り払われるものなんじゃないかなって思う

自分が生活している僅かな範囲の世界で生きて行くのはもちろん有りだと思うけど

僅かな範囲の外に出て、違う世界に触れると、また世界や視野が広くなるのを感じると思うから

だからみんな、外に出かけようよ

というかただ単にあたしが外出したいのと、海外に行きたいだけの話なんだけど

ただ、お金という名の機動力に今欠けているから、行けないんだっ……切ねえ……

そういえば最近変わった事があって

水彩絵具を使わないで、アクリル絵具を着彩の時に使ってる

去年のグループ展の時の作品もそうだし、それ以前のカラー作品を思い返してみても平面的だなというのと

別に平面的なものが一概に悪いとは言わないけれど、最近の自分から見た時に何か物足りないように思えた

それが立体感であり、存在感だと思った

というかあたしの作品て存在感無いのな、というか欠けてるのなって思った

卑下でもなんでもなくて客観的に見て純粋にそう思っただけ

今までどちらかというとシンボルというか、こう

あるテーマがあって、それを説明するようなイラストだったと思う

整然とし過ぎているように思った

だから正直見ていてもつまらないかなって

スノードームシリーズの構成は、あれは自分の中で確立したものだから統一性を持たせるにも画面の作りや画材は合っていたと思うし、楽しかったからいいと思ってるし、やりたい事をやりきった

というか今だから言える話なんだけど

正直コンセプトはスノードームってだけでテーマとかストーリーはそこまで考えてなくて

ただ描きたいものをひたすら描いただけ

説明も何もなかった、言葉は後からくっつけたようなもん

今表現したいものが昔と違って平面的ではいられなくなったのだと思うし

水彩で着彩してる時になんかしっくりこないなって感じた

だからアクリルに変えてみた

そしたらなんか、なんにも考えなくていいっていうと語弊があるんだけど

無心になれるっていうのかな、すごく集中できてると思う

スノードームの時みたいに没頭できてるから、たぶんこれなんだと思う

正直アクリルは苦手なんだけど、模索しながら楽しめたらいいなと

あ、あと去年

デッサンしろって言われたし、してみたけど

やっぱり三日坊主でした

というか自分と感覚が合わない

物質感、空間、立体感、あと他にもあるんだろうと思うけど、総合的に能力を養えるものがデッサンだと思うけど

自分は部分的にその都度その都度必要な時に必要な分だけ練習するタイプみたいで

どうやらそのスキルアップの時に直面する壁にぶち当たった時に、その壁の属性がなんなのかを理解して、その属性のものを養っていく感じなので、総合的に能力を伸ばすのが向いてないみたい

って最近わかった

ゲームで言うところのステータスバランスが均一の型が全体的に見て強いのに対して

ある能力だけ以上に伸びるけどある部分はすんげえ伸びないタイプの型で、どっかでその伸びない部分を別のステータスでカバーせざるを得ない感じ

だと思っている

あくまでも個人的な個人の自己分析でしかないから偏見に満ち溢れているんだけど

伸びる部分があるなら積極的に伸ばして行こうと思います

バランス型になりたいなあ

そーんなかんじの近況報告


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