久しぶりにブログを更新します。
といっても、特に自分のことを書くより、数日前に観た映画の感想などを書いていこうと思います。
ノートにつらつらと書いてたんだけど、ブログ更新しないのもあれなんで__苦肉の策ってやつです。
今回観た映画はこちら。
シンティラ・プロジェクト(2013)
ネタバレ含みます
起承転結の表記は、私が感じた話の区切りの目安くらいなので、実際はどうかはわかりません。
【大まかな内容】
・“起”の部分
ヒーリー博士と、彼女が研究してるデータを回収して持ち帰ってほしい。
その依頼を受けて、元傭兵であるジム(主人公)は、南アフリカの収容施設から出される。
彼の昔のチームと、研究施設に詳しい女性研究員と、その護衛のパーティで向かうことに。
内戦が続くソビエトの森林を通りながら、敵地へと乗り込む。
事前に車で移動していた潜入組が、機材の点検を装い検問をくぐった後、ジム率いる実働部隊が見張りのいない裏から基地内へと侵入。
旧ソ連軍が使用していた地下を進んでる最中、何者かに襲撃を受け、仲間の1人であるコリーが負傷。注射器で刺され、なにかを注入されたことでものの数十分で容体が急変する。左手に水泡のようなものが出来、コリーは絶望のあまり、そのフロアで消息を絶ってしまう。
・“承”の部分
暗い地下道を通り、ようやくたどり着いた地下研究施設。ビニールのカーテンが続く廊下を進み、ホールへと出た部隊一行は、そこでヒーリー博士と対面する。
サングラスをかけた女性は妊娠しており、ずっと苦しそうで、とりあえず応急処置を施し、寝台で横にさせることに。
ヒーリー博士はそんな女性をよそに、自分が行なっている研究をジムたちに見せようと、施設内のある場所へと案内する。
ジムを始め、隊員たちは戸惑うが、博士についていくことに。
隔離部屋に連れていかれ、そこである1人の青年を紹介される。
彼の名前は__ゲーテ。
青年の姿をしているが、実際年齢は5歳。
一同、どういうことだってばよ__!?
ホールに戻り、ヒーリー博士がどういう研究をしているのかジムは問いただし、彼女はことの経緯を話し始める。
(作品の歴史的背景部分)
ソ連は、自然工学分野は牽引したが、遺伝子工学等の分野で英米、ドイツ(も入ってたかなあ、ちょっとうろ覚え)から出遅れた。しかし独自の方法で研究を進めていった歴史があった。
45億年前(だったかな、作中の説明だと)の隕石がソ連の永久凍土の中で、7000年もの間眠っていた。それを発見したソ連は、遺伝学に精通しているヒーリー博士に研究依頼を出した。
それは法外なもので、なにをしてもいいという研究依頼だった。
そしてその隕石から有機物(DNA)を採取し、人間と掛け合わせ、人間と宇宙人のハーフを誕生させた。
それが『シンティラ・プロジェクト』
それがゲーテ(男性)とアリ(サングラスの女性)
複眼で、首に呼吸孔がある。
地球の大気だと呼吸するのが難しいらしく、大気の成分を調節して生育させていた。
成長スピードが早く、5年間で成人した。
(博士の研究では知能が見受けられないという結果だったが、実際はそうではなく、人間に気づかれないように『そう振る舞っていた』という方が正しい)
説明の最中、アリ(グラサン女性)の容体が急変し、帝王切開をするしかないと博士はいう。
麻酔が効かないから、そのままで。
そのことに耐えかねた女性隊員が、せめてもの情けで苦しがっているアリの脳天を拳銃で撃ち抜く。
これで彼女は苦しまずに子供出せる、そう思えたが、違った。
ヒーリー博士は顔色を変え、10何億もの研究を無駄にしたな!
おどれら、どないしてくれんねん!と罵声を浴びせる。
(すいません、脚色しましたがだいたいそんな感じ)
どうやら人間と宇宙人の混血種は違うらしく、母体が死亡すれば、胎児も死亡してしまうのだそう。
博士、意気消沈。
・“転”の部分
とりあえずヒーリー博士を連れて帰ることに変わりはないとして、そうジムは提案するが、部隊との間に妙な空気が流れ始める。
実は傭兵部隊はハリス(ジムの親友)と、女性研究員によって裏切るよう仕組まれていた。
買収されていたのだった。
女性研究員はヒーリー博士の元で働いていたが、意見の相違で博士を消すことにしたのだ。
そして、研究物は、自分のラボに流すつもりで。
裏切りの内容が明かされたところで、ゲーテがホールに現れる。
どうやら、アリの死を察知したのだろう。
ゲーテを諭そうと博士は彼に歩み寄るが、ゲーテは自分が秘密裏に作り出したガジェットで博士を吹っ飛ばしてしまう。
このままだと全員、命はない。
ジム一同は、地上へと出るために逃げる。
その後ハリスは、首謀者である女性研究員を巻き込む形で自爆。
エレベーターで地上へと向かい、到着したと同時に何者かに襲撃されるジムたち。
なんとか銃弾を叩き込み、撃退するが、襲ってきた何かは、変わり果てたコリーだった。
注射された内容物は、旧ソ連軍が作っていた生物兵器だった。
・“結”の部分
命からがら地上へ戻ると、民兵は、ジムたちとは別の何かと戦っていた。
彼らの銃口の向く先には、首を傾げて立っているゲーテの姿が。
ゲーテを仕留めるために囮をかって出た仲間は、あっさりと無残な姿になってしまう。
ゲーテは自分の視界をかすめた烏を追って、ゆっくりと歩き出す。
ジムは今度こそ彼を仕留めるために、ゆっくりとゲーテに近づき、引き金に指をかけるや否__
「打てるもんなら、打ってみな」
とゲーテに威圧され、それに圧倒されたジムはなにもできないまま、塀を乗り越えていく彼を見ていた。
後ろに後ずさり、雪の上に腰掛けると、放心した顔で懐に手を伸ばす。
峠を越える前に食べていたサンドイッチの余りを、ただなんとなく口に運び入れるのだった。
そのあと民兵に拘束されたジムは収容施設へ
ゲーテは、人になりすまし、人間界へと足を踏み入れたのだった。
大まかどころか、だいたいのこと書いちゃったよ。
まあ、こういう感じの内容でした。
色々気になるところがある作品でしたねえ。
まず、作中の会話であったかどうかは定かじゃないんだけど、なんでアリ(グラサン女性)が妊娠したのかは、おそらく成人したから2人でやることしたんでしょうね。そうじゃないと妊娠の説明ができない。
ゲーテくんは、首に呼吸孔があって、そこから吸入器みたいなもので薬を吸入してなんとか大気中でも生きていられる感じだったけど、その吸入器みたいなガジェット、半永久的に使えるんか?とか。
アリは脳天を撃たれて絶命したから、ゲーテくんも人間界にある兵器で倒すことが可能であるなら、そこまで脅威となる存在ではないのではないか。
っていうあたりが、はっきりした説明が無くてぼんやりしてたなあって思った。
この映画、題材とか、戦闘とか、画作りとか、そこまで酷いわけじゃないんだけど、
展開の仕方がすっごく遅い。
というか、テンポが悪いから、すっごく疲れる。
体感的に起承転結の
起承にものすごーく時間割かれてて、転結がコンパクトすぎる。
最後とか、ちょっと雑な気もしなくもない。
90分だけど、最初の間延び感が否めなくて、ちょっと退屈に感じちゃうかも。
隠密行動しなきゃいけない、見つからないようにしなきゃいけない__緊張感と、恐怖を“間”を使って表現しているんだと思うけど、何かが起こる前の“間”が思いのほか長すぎるのが難点かな。
なに言ってるのかわからないとか、ダラダラする作品が苦手な人にはオススメできないかな〜。
と、思った作品でした。
この作品で一番好きなシーンをあげてくれって言われたら、
地下に降りていく階段をカメラが引きながら、どんどん明かりが小さくなって、ふっと消える画はすごく良いなって思ったから、そこが好きです!
2回目は見ないでしょう!
そんな感じです〜
次はチャッピーか、エリジウムについての感想・考察にしようかな
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